
2009年5月30日 初版発行
ムギをめぐって6わのからすと農夫が知恵比べ。
でも、そんなことをしているあいだに、畑のムギは……

大切なことをやさしく教えてくれる、レオーニの名作絵本です。
丘のふもとの静かな谷間で暮らす農夫を悩ませるのは、6わのカラス。
ムギが実るころになると、カラスたちは畑に舞い降りてきて、ムギを食べてしまうのです。
困った農夫は、かかしを立ててカラスを追い払おうとしますが、
カラスの思いがけない反撃により、さらなるバトルへと発展します。
でも、そんなことをしている間に、畑のムギは……。
見るに見かねて、両者のあいだに入るフクロウのセリフは、
どれも短いのですが、重みがあります。
そして、最後の場面! みんなを笑顔にする、こういうユーモアと
洒落っ気に、あらためてレオーニ作品の楽しさ、すばらしさを感じます。
1989年に佑学社から刊行された同タイトルの絵本の改訂再刊です。
編集部